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 2008.01.30 Wed
touge


峠 (上・下巻) (文庫)
司馬 遼太郎 (著)

正月明けに昔読んだこの本を押入れの奥から取り出し、出張の合間に読んでいました。
主人公の河井継之助というのは越後長岡藩の家老で、幕末、小国長岡藩を日本のスイスたらんとして新政府軍と奥羽列藩同盟との狭間で奔走しますが、時流は甘くなく悲劇的な最後になります。

長岡という新潟の雪深い小都市からその後、山本五十六はじめ人材がかなり出ております。
そのため、太平洋戦争時には小都市でありながら有為な人材が出るのを恐れた米軍の大空襲を受け、町は壊滅状態になったりしております。
長岡については、文武の盛んな厳しい教育の中にも温かい家庭的な地域性が感じられ、人材育成という見地からも大変興味深いものがあります。
そういえばコイズミさんが言っていた「米百俵の精神」もここのことです。

アマゾンのブックレビューでもほぼ全て五つ星がついております。

プリチゐ
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  c:3  t:0   [ブック☆レビュー]
望みは何と訊かれたら
 2007.10.18 Thu
1年ほど前、週刊新潮(しんちゃう)に連載中であると、みなみさんやバウさんにはお伝えしておりましたが、ついに刊行本化されることになったようです。

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nozomi


小池真理子/著

彼と分かち合ったのは、性愛より強く深いつながりだった。『恋』を超えた著者最高傑作の誕生!
70年代、「あさま山荘」前夜、武装闘争、P村アジト、逃走、庇護……。震えていた。怯えていた。けれど満たされていた。かすかに樟脳の匂う、二人だけの六畳間で。そして33年ぶりの再会。あの頃とは断絶したはずだった。ノスタルジーでも感傷でもなく、存在の根源にかかわるリアルを描く、今年最大の問題作。

発行形態 : 書籍
判型 : 四六判変型
頁数 : 492ページ
ISBN : 978-4-10-409808-8
C-CODE : 0093
発売日 : 2007/10/22

1,995円(定価) [発売予定]

koike

コイケ・マリコ

1952(昭和27)年、東京生れ。成蹊大学文学部卒業。1996年に『恋』で直木賞を、1998年には『欲望』で島清恋愛文学賞を、2006年には『虹の彼方』で柴田錬三郎賞を受賞した。代表的な長編作品に『狂王の庭』『虚無のオペラ』『瑠璃の海』がある一方で、短編の名手としても知られ、『水無月の墓』『夜の寝覚め』『雪ひらく』『玉虫と十一の掌篇小説』といった短編集も多数発表している。またエッセイ集に『闇夜の国から二人で舟を出す』がある。


プリ
  c:1  t:0   [ブック☆レビュー]
「、」(批評としての句読点)
 2007.09.24 Mon
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「なんとなく、クリスタル」 田中康夫著

「なんとなくクリスタル」ではなく、「なんとなく、クリスタル」と言うところに田中氏の「批評性」がある、と文壇では言われています。ワタクシには高等な日本語文法の解釈は分かりませんが、この著作が相当な「批評性」に満ちているのはよく分かります。繰り返し申し上げますが、彼は良い政治家だと思っております。

by みなみ
  c:2  t:0   [ブック☆レビュー]
この国には何でもある・・・
 2007.09.15 Sat
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希望の国のエクソダス 村上龍

このブログのタイトルのコトバには、「ただ、希望がない」という主人公である中学生のセリフが続きます。わが国の第一党は「平成無責任男」の「自爆テロ」(田中康夫氏発言引用)によって、右往左往状態になっておりますが、誰が総裁になろうとも、「希望」のある国家作りを目指してもらいたいものです。

by みなみ
 
  c:2  t:0   [ブック☆レビュー]
新たな才能
 2007.06.09 Sat
本谷有希子氏(27歳)。劇作家、演出家、小説家。過去に戯曲が演劇界の芥川賞と言われる「岸田國士戯曲賞」や小説が本チャン(?)の「芥川賞」の受賞候補作に選ばれています。また、演劇界の直木賞と言われる「鶴屋南北戯曲賞」を今年、最年少で受賞しました。そんなすごい「才能」に偶然出くわしました。この作品はとても戯曲的です。や~スゴイ。この夏、映画化されるようです。今、吉祥寺シアターで氏の作品(「ファイナルファンタジックスーパーノーフラット」)が上演されています。ワタクシは来週、観に行きます。

by キッチュ

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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ 本谷有希子
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  c:2  t:0   [ブック☆レビュー]
閉じられた都市を破壊!
 2007.05.01 Tue
生後まもなく、「コインロッカー」に捨てられた2人の男を中心に、物語が展開されていきます。主人公の一人(キク)が「ダチュラ」という薬品をトウキョウに撒き散らし、破壊することで物語は終わります。トウキョウは閉じられた空間の象徴として描かれ、「コインロッカー」に閉じ込められた主人公たちがその空間からの脱出とニンゲンとしての再生を実現します。

by キッチュ

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コインロッカー・ベイビーズ 村上龍

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  c:1  t:0   [ブック☆レビュー]
危機感を生のエネルギーに変える
 2007.04.14 Sat
ヒュウガ・ウイルス―五分後の世界〈2〉 村上龍著
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ワタクシの「バイブル」である「五分後の世界」の続編とされているものです。登場人物はまったく変わっていますが。。この小説でも、村上氏は徹底的に、「危機感なき人間は死ね!」と主張しています。「ヒュウガ・ウィルス」という恐ろしいウィルスが蔓延した時に、それに打ち克ったのは、国民軍の兵士(好き!)と失明寸前の少年でした。この失明寸前の少年は、失明の危機を前に、懸命にあるバレエを正確に頭の中で再現できるように訓練し、失明に備えていました。ワタクシも常に危機感を持って、生活したい。この国ではたいへん困難な作業かもしれませんが。。 

by キッチュ
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PLUTO
 2007.03.25 Sun
puluto


漫画です。前から読みたいと思っていました。
いやあ、読み応えありです。
浦沢直樹さんはすごい漫画家だと思います。
(もちろん原作の手塚治虫あってのことですが)

世界の王者になる事を夢見たサルタンが、世界最強ロボット「プルートウ」を製作。その証明の為、プルートウに世界中の7体のロボットに次々に戦いを挑む話。その7体とは、モンブラン、ノース2号、ブランド、ゲジヒト、ヘラクレス、エプシロン、そして鉄腕アトムなのです。
これからが楽しみです。

by 葱平
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なぜ調布市が。。。
 2007.03.21 Wed
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昭和歌謡大全集 村上龍

東京都調布市を舞台に、オタク系の青少年たちとおばさんたちとの壮絶な抗争(殺し合い)を描いた、なんともよく分からない作品です。ワタクシが思うに「退屈な人々は死ね!」、という氏のメッセージが込められている気がします。物語の最後で、主人公は「燃料気化爆弾」を調布市に落とし、敵のおばさんたちを抹殺します。隣接する武蔵野市に住むワタクシは気が気でないです。

by キッチュ

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『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ
 2007.02.13 Tue
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「いつかこんなことがこの世界でも起こりえるかもしれない。」「もしかしたらもう起こってるかもしれない。」とてもリアリティーをもって描かれた作品でした。

主人公キャシーの視点から淡々と描かれた彼女の学園生活は、始めのうちはなんとなく不可思議な影を持っているという印象を受けますが、その理由が物語を読み進めていくうちにだんだんとわかってきます。学園では直接教えられることはありませんが、徐々に自分たちの宿命を悟っていきます。そこは、クローン人間の養成所。しかし、生徒たちはまぎれもなく私たちと同じような「人格」をもったひとりひとりなのです。

彼女たちは、自分たちの宿命である行く末に折り合いをつけながら生きています。なんとも重苦しく悲しいお話です。
もちろん、この話のような事実が起こってはならないと思いますが、この話を読むことで、「自分がこのような状況に生まれてきたら・・・」と思わず考えてしまいました。現代の世の中は身勝手があまりにも許されている世の中です。自分たちの欲望を満たすことが、他の人たちを犠牲にすることになっている可能性があること(この話の場合はその最たる形ですが)を、深く考えさせられました。

Byくるりんぱ

  c:3  t:0   [ブック☆レビュー]
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